<370日目 晴/曇 臨機応変何でもゴザレ>
▼2009/04/30 様々に迷う不安感
深夜 珍しくグローブの汗クサイ臭いで目覚めてトイレへ向かう。
7:00 日差しで目覚める。他のキャンパーはあっという間に撤収していき、8:00にはワタシ以外全員が出発していった。さすが連休のツーリングライダーは一日の行動範囲が違う。
おにぎり×2、スポベジ200mlな朝食を済ませて出発。
R269~R220バイパス。
旅の片腕道具であるカメラの撮像素子に傷の付いた状態では、日本一周旅後半に向かうのは気が気でないので2週間要しても修理に出した方が良いと判断。
(モデル落ちして絶版になっているし、次世代機のK20Dはサムチョン製(爆)CMOSセンサーなので全く魅力も価値も感じない為、K10Dを飽きずに使用しています)
せっかく5月@日が長くて涼しい時期に南の島へ行けないのは悔しいけれども、DDProが原因(濃厚)で撮像素子に傷を付けたのは半分自分の落ち度といえるので仕方ない。
間に合えば梅雨になる前にギリギリ滑り込みで向かうか、秋に台風に怯えつつも向かえばいい。当初の計画1年通りでは到底旅は終わらなくなってきた。
9:00 朝一番で修理センターへ電話したら4/30と5/1は営業しているというので、連休で業務停止される前に明日志布志発の明後日に向かえばギリギリ滑り込みで故障してるかどうかの診断はしてもらえるという。
ペンタックスのサービスセンターは東京と大阪しかないので、鹿児島~大阪間を高速道路で自走したら2万近くかかるけれども、幸い志布志から大阪行フェリー(夜発で朝着の1泊スタイル)があるので、これで大阪に向かうことにします。
ETCを付ける気も無いワタシにとってフェリーは有難い長距離移動手段。
フェリーターミナルに電話するも通じないので、出船時刻を調べるためにR220とR448で志布志フェリーターミナルへ。
●152441km:クラッチレバーを握った時の軋み音が再び大きくなってきた。15万キロもバイクを使っていて自分でクラッチレバーを外したことがなかったため(恥ずかしい限り)、今回初めてクラッチレバーを外してシリコングリスを指で塗る。組み付けると動きはスムーズになり軋みもしなくなった。手は汚れたけれども経験値は確実に上昇。
志布志出船は17:55と分かり、夕方までは半日あるので串間まで一周できるだろうと思い、海岸沿いの道は連休で混みそうなので、K3から山岳ルートへ向かう。
しかしこのルートは分岐点に標識が無く分かり難い。大川内地区あたりでY字路の分岐を間違えたらしく訳分からない所に向かっていることに大分走ってから県道標識が無くなり気づいた。
電柱に地区名が書いてあるけれども、地図にソレが載ってない。
道を引き返そうにも、狭い分岐を幾つも曲がってきて記憶が危うい。
行き交う人もいない。
馬も牛もいない。(←聞けないし(爆))
カーナビも(自分の感覚を研ぎ澄ましたいので)持っていない。
ツーリングマップルの道以上に細い道が入り組んでいて、ドウヤッテここに来たのか良く分からない。
コンパスで進行方向は分かるけれども、今自分はK3の道より北側にいるのか南側にいるさえ分からないほど、どこへ向かえば良いのか分からない。
いつもなら少々道を間違えても地図を見てすぐ復帰するけれども、「間違えた」のではなく、これが「迷った」という感覚ナノダナということが初めて分かった。
バイクを停めてエンジンを切ると、蛙の声と木々のざわめきしか聞こえない。
ヘルメットの中で「こ こ ど こ よーー???」と初めて叫んだ。
フェリーの出船時刻を控えて焦りそうな場面だけれども、何も追われていないのでネガティブな感情は表れず不思議に落ち着いていた。
その後20分くらいかけて無事K3まで復帰できた。(片野地区まで北上してたようだ)
因みにモロ迷った場所は、3版ツーリングマップル九州沖縄編 57ページ D6付近です(・_・)
北上して宮崎県側に入ると途端に道路状況が良くなってきて、黒潮ロードも満喫できた。ここまでのルートは車&バイクは殆ど無く静かだった。
R222を日南へ:3桁ゾロ目国道。北海道でR333を撮影済み。R111は欠番になったようなので、あとは長崎のR444を残すのみ。
昼になってきたがこの辺りで見知らぬラーメン屋や定食屋に入る勇気は無い。豪華にマクドナルド@パンでは腹が減るシ、、、
12:00~12:50 ほっともっとを見つけて430円牛焼き弁当を食べていると自転車で志布志港まで向かうというオジサンチャリダーと会う。結構距離あるけど間に合うのだろうか???
R448 日南フェニックスロードは、椰子の木の並びが人工的に見えるのは仕方ないけれどもK3のように迷うことはないので快走。ヘアピンカーブの出口に限って砂が溢れているので気は引き締めで。
海の色が少々エメラルドになってきた。もっと南へ向かえれば!
13:50 K36 都井岬へ向かう道は、噂通り100円通行料を取られる。
馬の賃賃は立派で恐れ入りました。。。
南端の灯台は見るだけで何と200円も取られるというので引き返す。
途中のホテルはとても寂れている。連休の騒がしさも無い。
灯台手前のバイクが沢山停まっていたPへ向かう。
ここで2台のクラシックバイクが、周りの草・木・海・水平線と、どれをとっても非常に良いアングルで整然と停まっているのを見て鳥肌が立ち驚いた。きっとバイクを撮り慣れているのだろうと思いつつ休憩して様子を見ていたら、その持ち主は撮影もせず時間が無さそうに早々に出発していった。モッタイナイナー。
タマタマ私の見たアングルがそうなったからか、真似事をしようとしても同じように再現出来なかった。
自分も鳥肌が立つくらい素晴らしい景色を探してバイク&ライダーを撮り収めてみたいとは常々感じていますが。。。(沈)
R448を串間へ。大阪に上陸後GSを探すのも大変だと思うので今のうちにセルフ給油(@113.4円、24.45km/L)
志布志のタイヨースーパーで食料購入し、16:05 志布志港着。まさかここから大阪へ向かうことになるとは。。。
「1年も旅してるの?イイネー、これからどこ行くの?」と基本的質問を聞かれて、「これから大阪にカメラ修理依頼に行く所でして・・・」と答えても、「新品買っちゃえばいいのに」と超現実的な話をされちゃう。オカネさえあればソレが堅牢yone。私の考えが変なだけyone。
16:55 バイクは車よりも先に乗船。2等船室は今回は自由席。60人くらい収容の大広間1室のみに集団ザコ寝状態。枕はシッカリしていて良く眠れそうだ。マットは当然薄いので私はエアマットが必須。一番隅の席を確保。
17:55 大阪へ向けて出港。
このような形で九州の地を旅立つのは寂しいです。。。
2つ隣席にいたオジサンが良く喋る。これに捕まり夕日も夕食も撮り忘れたという失態。しかし頂いた薩摩揚げは美味しかったのでおk。
20:00~20:40 船室内でオジサンの聞き手役状態夕食:2割引ハンバーグ弁当、氷結果汁チューハイ8%ストロングを、ストロングに500ml
船室内は60席中12人くらい。
集団ザコ寝では宿命というべき法則「一番イビキの大きな人が隣の席に来て寝ている」は今宵も当てはまった(汗)
21:00 消灯されたので眠りにつく。隣で耳栓をつんざく「ギリバリギリバリギリバリ」と言わんばかりのイビキが聞こえる。それでも眠りにつけるように日中しっかりツーリングしておく必要があります(爆)
走行距離:180.6km 累計:34986km
出費:\17278(食料 \1278 ガソリン \1200 フェリー \14700)
寝場所:志布志→大阪行フェリー 2等船室大広間
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