▼2012/09/21 晴→曇
同部屋にもう1人寝てる人がいたので静かに片づけ、午前3時過ぎ、外へ。

なんと星が鮮明。撮影しながら月明かりの空の下で荷物をパッキング。テンション上がり、身体にゾクゾクッと英気が漲る。
4:10 少しずつ空が明るく変化していく中出発。14℃。
係員のいない摩周湖第1展望台は通過。目指すは一つ。

4:40 摩周湖第3P。
どよ~んと頭上に雲がかかる。湖面には霧が無い。

さっそく座り込んで夜明けを待っていると、隣に2人のジジがやってきた。
カメラのウンチクタレタレ ジジAと、それに従順で何にでも相打ちを打つ信者弟子のような若いジジB。
そのトークを聞いていると、マスゴミの使い捨て一発芸レベルよりは笑えるものだった。

では、その一部始終を手書き日記に残してありましたので、眼の前に雄大に広がる日の出の横で やりとりされていた2人のコミカルな漫才を(笑) 御紹介します。
ジジB:「センセイっ! イソはいくつで撮りますか?」
ジジA:「ん~~?、んぁ~~・・・ この構図ならぁ~~(といって指を四角形に)800だな。」
ジジB:「へぇ~、そうですか~(といって、カメラをポチポチ操作して真似事をする)」
アタシの心のつぶやき:(イッチョマエな高級三脚使ってるんだから、そんな高くしなくても十分撮影できるYO!)
ジジA:「星を写さず、こーゆー構図もありだなっ」(といって、ファインダーを弟子に見せびらかす)
ジジB:「へぇ~、そーゆー構図ですか~。さすがですね~ センセイっ!」(首を こくこく まるでイエスマン)

ジジBが、ジジAに対するフラワーロックのように見えます。(笑)
ジジA:「あ゛~、もう、太陽が隠れてだめだ。チックショオ。」
ジジA:「お~おぅ、光芒がうまく出てくれそうだ」

自然の景色は、くれるもんじゃないでしょ(爆笑)
そこにトドメを刺す一言が聞こえました。
ジジA:(弟子に向かって)「ちゃんと考えながらシャッター押さないと、うまくならないヨ」

久々に腹の底から笑わせていただきありがとうございます★
ジジA:「あー、~~~さえ良ければ、もうちょっと~~~になってたら良かったのに。もう今日はだめだ、帰るか」
ジジB:「はぁぃっ!」
ジジA:「この前は、こんな構図で撮れたんだけどな」
そう言って朝焼けしている摩周湖の写真を私の目線にまで入るように弟子に見せびらかしていたが、そりゃ将来安泰な厚生年金暮らしで毎日暇で1年も通い続けてるなら1度くらい そういった場面に出会う時もあるだろう。
それでいて自分中心に物事を考える人ほど目の前の自然に対して文句ばかり言う法則。
「~~たら」「~~れば」「~~のに」と、仮定ばかり並べる法則。

その横では沈黙の中、凛としてチャンスの一時を待ちかまえる若い女性カメラマンが。
こちらの方が、よっぽど格好良いぜぃ。弟子入りしたくなる雰囲気出してるぜぃ。

目の前に広がる自然の景色に対して文句などありえないのだ。

強風で雲が次々と流れていく中、次第に晴れてきて、5:00 日の出。
ウンチクジジAは、「あ゛ー、今日もだめだ」と言い捨てて値段だけは高級なカメラを三脚につけて伸ばしたまま去っていった。
こういった準備・片付けの身振りから、マナーのなってない人ということが丸わかりだった。



場の雰囲気が静寂に戻った所で、さらに待つ。

太陽が高くなるにつれて全体が晴れてきたので、低い位置の雲の流れをとらえるようにインターバル撮影。しめて800カット。


スッキリと晴れ渡り、一日のはじまり。




存分撮影しました。



朝4時から2時間も経っていました。


筋雲の中K52を下る。

色褪せてきました、オスのミルクを飲んでくれ看板。

摩周のセイコーマートで朝食。

12→24℃に上昇。ワンセグ天気予報曰く、今日は北海道内すべて晴れ! 中標津は18時から曇りマーク。

K53~夕陽が丘展望台方面は通行止で引き返し、手前の900°展望台へ。
レストハウスは閉鎖され寂しげ。立派なパークゴルフ場から草刈り機の音が草原へと響き渡る。
K885~K150~開陽台入口までをムービー。すれ違った車は数台のみ。




10:15 開陽台。薄曇り。キャンプしてる人は1人もいない。そんな日もある。
K975~K774もムービー撮影。
中標津でガソリン給油し、食堂を探しに、中標津の本通りへ向かう。
いつも向かう日帰り温泉施設をすぎた所で「ラーメン・定食 500円~」の看板を見つけて路地へ入ってみる。
食い処 華へ。

意外と料理が来るまで時間がかかっているので、この間にバイクに戻って鞄の中でリチウム蓄電池からGoProへ充電。
30分ほど待って出てきました野菜炒め定食700円。
味は濃いめ、納豆がついてきたのは初めてだ。味噌汁も美味い。
中標津温泉 チロロの湯で入浴。少し熱めになっていたが ゆっくり入れて良い。
風呂上がりにラクトフェリン乳飲料。脂肪分が低すぎて妙な味。ここの瓶牛乳自販機は、どれも味が外れる。
ビッグハウスへ。いくら丼が無かったので、500円ちらし寿司弁当。
K994~春別~K929~中春別~K362 と巡る。

CB1300SFを看板の上に乗せてあるお店。

CB400&1300、2兄弟にして一景。

16:20 多和平キャンプ場へ。


一面曇り空、キャンパーは私だけ。

なまら蝦夷8号を購入。来年活用させていただきます!


暗くなる前に速やかにテントを張る。無風、蚊もいなくてもスムーズ。

チェーンの張りを調整にバイクに向かうと、どんより雲の隙間が紅く染まりはじめている。

展望台へ早歩きで向かうと、雄阿寒岳の周辺が真っ赤に夕焼け!

明日も晴れるかな?


北海道ツーリング、最後のキャンプな夜に少しの夕焼けを拝ませて頂き自然に感謝。

バイクに戻ってチェーンの張りを調整していると、レンタカーで若い女性2人がやってきて、キャー!間に合わない~!と言いながら展望台へ走っていったが、10分遅かったネ。
炊事場にゴミがあちらこちら投げ捨てられていたのが気になる。
ウインナーの空袋に割り箸、使い捨てコンタクトの空きケース。
キャンプ場で食事する時にマイ箸すら持たないマナーレベルの低いチャンチャラな人のセーで、善良な旅人がキャンプ禁止だの値上がりだの被害を受ける前に、日々の過ごし方から行動を改めて頂きたいものだ。

一人きり質素に、静寂な空気の中キャンプ、孤独と向き合う夜。
北海道ツーリングに最高の締めくくりだ。

いろはす水にアップルワインを混ぜて、

500円ちらし寿司。
トレイは洗って細かくちぎってコンパクトに。
中標津地方は翌朝まで曇り予報に変化したので、星空撮影のために朝3時にセットしていたアラームを遅くズラして寝袋で就寝。
バイク走行距離: 240.6km
平均燃費: 23.50km/L
寝場所:多和平キャンプ場(\360)
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